父
今日は休み
今日もなにもしなかった
体がだるい なにもする気が起きない
生きる気力がない
荷物を片付けなけばと思うが
体がだるくて動けない
俺の終活
結局俺はまだ父の死が理解出来ないのだ
毎日毎日、父だったらこう言うだろ。
父に会ったらなんて言おう?と考えてしまう。
虚しい
もしかしたら、ひょっこり顔を出すのではないか?
帰ったら家にいるのかもしれない
道に走る車を見て
もしかしたら父の車があるのではないかと目で探してしまう
どうして?父は居ない?
どうして?父は居ない?
前にも後ろに進まず、ずっとそうやって繰り返している
後4週間で父が死んで1年になるのか・・・
この1年。俺は何をしていたのだろうか
ただ惰性 生きながら死んでるだけ
父が死んで3日後、生まれて初めてバイトを始めた
14年間の引きこもりニート生活が終わったのだ。
(家族に今まで〝働け”と言われた事がなかった。この時、何故バイトを始めたかというと、俺自身がただ単純にもう家に居たくなかった、家にいる理由がなくなった、それだけの事だ)
しかしそれが何の意味もなかった
これが普通の人間ならば働く事は当たり前だ、このクズ
死ね、と言うだろうが。
〝生きる為に働く”の前提の世界に
ワイは意味を見出せなかった
言っとくが働くのが嫌ではない。
ずっと前から働きたかった。だが。
ワイにはもう生きなければならない理由がない
やっと念願が叶ったのに、なのに
〝なんの為に”と思うと虚しさに死にたくなる
理由が欲しい しなければならない理由が
ただ何も考えず生きる事が出来ない
なんでもいい1つでも心の拠り所があればいいのに
しかしたった1つのその拠り所が死んだ
ワイの半身が死んだ
ぽっかり穴があいたような感じが
虚しい 悲しい 怒り 寂しい 孤独 真っ暗 真っ暗
孤独 虚しい 真っ暗 真っ暗
死にたいんじゃない。父さんの所に行きたいだけ
言って話したい事が沢山ある